◇天皇賜杯第95回日本学生対校選手権10000m(4月24日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)
日本学生対校選手権の10000mが日本学生個人選手権と併催され、男子は山口竣平(早大)が27分59秒47で優勝を飾った。
出場者がわずか8人となった“学生日本一決定戦”で、早大の期待の3年生が快走した。山口は「望外の結果というか、自分でも『あれ?』という感じです」と驚き混じりに振り返った。
気温が低く、風も穏やかな好コンディションで、レースは縦長の集団。2km近く先頭を引っ張った山口は「さすがに10000mは引っ張りきれない」と一度後ろに下がる。
3000mを過ぎて、再び前に出ると「意外と流れに乗れたので、そのまま行きました」。4000m手前で落ちていたペースを「戻した感覚」で集団を少しずつ離していった。
その後は快調なペースを刻み続け、蓋を開けてみればギリギリ27分台に到達。「早く終わってくれと思っていました。自分でレースを作っての27分台だったので強さを証明できたと思います」と胸を張った。
終盤はレースをやめたいと思うタイミングもあったが、「チームのために」力を振り絞った。日本インカレ総合優勝を目指す仲間のために駆け抜けると、タイムもついてきた形だ。
1年時は学生三大駅伝にフル出場。期待された昨年は出雲駅伝前に疲労骨折した影響で、出雲、全日本は出走できず、3区8位だった今年1月の箱根駅伝も足の違和感に悩まされた。
「自分の競技人生を見直すきっかけになりました。身体の内面的な部分もトレーニングできました」。強力なルーキーたちから「良い刺激をもらっています」と話す3年生が、早稲田の主力としてのプライドを見せたレースだった。
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