東海大は男子400mの佐藤拳太郎(富士通)が4月から短距離ブロックのコーチに就任すると発表した。
佐藤は埼玉県出身の31歳。狭山ヶ丘中時代は野球部で、豊岡高では当初天文部だったが、リレーの助っ人として陸上部へ。3年時にはインターハイでは200mと400mで準決勝に進んだ。
城西大に進学すると、3年目(2015年)から飛躍を遂げ、4月に46秒12をマークすると、4×400mリレーで世界リレー代表に選出。日本選手権では45秒台に突入し、同年の北京世界選手権4×400mリレー代表に選ばれた(補欠)。4年時には同じくマイルリレーでリオ五輪代表となったがこちらも出番はなかった。
17年に富士通に入社。母校・城西大を拠点とし、しばらく個人での世界大会代表はならなかったものの、同年のロンドン世界選手権、19年ドーハ世界選手権、21年東京五輪と4×400mリレーの中心選手として活躍した。
東京五輪後はアキレス腱痛に悩まされ、早大の大学院にも進学。ケガのため引退もよぎったものの、自身が出場できなかった22年オレゴン世界選手権で4×400mリレーが4位となったレースを見て「もう一度代表へ」と気持ちを新たにした。
23年に蘇ると、5月に8年ぶりの自己新となる45秒31を叩き出し、7月のアジア選手権で45秒00をマークして優勝。さらに、個人で初代表となったブダペスト世界選手権では予選で44秒77をマークし、髙野進の日本記録(44秒78)を32年ぶりに塗り替えた。24年のパリ五輪にも出場し、4×400mリレーで6位入賞を果たした。
昨年の東京世界選手権代表は4×400mリレーで代表入りしたがアキレス腱が万全ではなく出場はできなかった。その後は練習拠点も東海大に移していた。東海大では髙野進氏が部長兼短距離ブロック監督として指導に当たる。佐藤は以前の取材で「400mを研究すればするほど、髙野進さんの走りに行き着く」と語っていたこともある。すでに学生へもアドバイスを送りつつ、自身もメニューを消化。今後も競技は継続する。
東海大では新年度から中長距離ブロックでも両角速氏が監督から総監督となり、西出仁明ヘッドコーチが駅伝新監督に昇格。近日中に新体制について会見する。
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