◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)2日目
東京世界陸上2日目のイブニングセッションに男子100m決勝が行われ、O.セヴィル(ジャマイカ)が世界歴代10位タイの9秒77(+0.3)で優勝した。
連覇、そしてパリ五輪含め世界3連勝を狙ったノア・ライルズ(米国)はK.トンプソン(ジャマイカ)に続き、9秒89の3位。連覇はならなかった。
「ケガでシーズンのスタートが出遅れてしまった。加速するのは少し難しかったです。もっと早くから良い走りができていれば、と思いますが、ベストレースをしようと心掛け、シーズンベストも出せたので後悔はありません」と笑顔で語る。
アニメ、漫画が好きなライルズにとって、特別な舞台でもあった。「僕は日本が大好きで、かめはめ波もやったね。これは勝ち負けとは関係なく、好きだからやったんだ。カルチャーも素晴らしく、求心力のある国なんです」。
漫画から学ぶことも多いといい、「(2位の)キシェーン(トンプソン)も漫画が好きで、さっきも悟空(『ドラゴンボール』)の話をしましたね。まず、努力するということ。悲しみを乗り越えること、愛やインスピレーションもある。アニメ・漫画の中には何でもあり、人生よりも大きなストーリーがある」と熱弁。
「『ONE PIECE』ではこう言います。『海賊王に俺はなる!』と。第1巻の最初で言うのです。なれるかどうかわからないけど、信じれば強くなるということを漫画を通して学んでいます」
そう言って目を輝かせるライルズ。次は19年ドーハから3連覇している得意の200mが待つ。4連覇となれば、ウサイン・ボルト以来の快挙だ。日本の文化を愛する“最速のオタク”はどんなパフォーマンスを見せるだろうか。
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