2023.12.18
2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)
第48回(1972年/昭和47年)
日体大が2区、5区で大幅な区間新! スタート、フィニッシュが大手町に
ミュンヘン五輪が開催された1972年。日体大が4連覇に挑む一方、伝統校の明大が3年ぶり、東農大が7年ぶりに復帰した。読売新聞社が銀座から大手町に移転したことにより、この大会から大手町を発着する新コースに変更された。
1区は大東大の鞭馬講二が区間賞を獲得し、日体大の古川久司は13秒差の2位でタスキをつないだ。2区は日体大エースの小沢欽一が1時間13分37秒の区間新記録で区間賞を獲得。日体大がトップに躍り出る。
しかし3区は再び大東大の森下茂が区間賞で追い上げ、4区では日体大との差を22秒に縮めた。5区でついに、大東大の松田強が日体大の石倉義隆に並ぶ。しかし、石倉が箱根湯本駅前で引き離すと、そのまま独走して1時間12分7秒で山上りを制した。若干のコースがあったものの、石倉のタイムは前年までの最高記録(1時間13分08秒)を大きく上回るものだった。
日体大は5時間47分51秒で2年ぶりに往路制覇。前年、区間記録を出した日大の佐藤進が区間2位で大東大に迫り、往路5時間52分9秒と同タイムで日大が2位、大東大が3位となった。
往路4位の順大は、6区の山本哲治が区間賞を獲得。大東大、日体大と続いた。日体大は8区の田ノ上貢一が大東大、中大らを交わし、日大との差を5分14秒に広げてV4へとひた走る。
復路も5時間43分12秒で制した日体大が完全優勝で4連覇を達成。往路で同タイムだった日大と大東大は、9区を終わっても通算同タイムで並んだが、日大アンカーの酒見勝喜が1時間7分27秒で区間賞を獲得し、大東大を突き放してフィニッシュ。日大が11時間37分12秒で2位、大東大が3位となった。順大が4位に入り、国士大、中大と続いた。
参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)
第48回(1972年/昭和47年) 日体大が2区、5区で大幅な区間新! スタート、フィニッシュが大手町に
ミュンヘン五輪が開催された1972年。日体大が4連覇に挑む一方、伝統校の明大が3年ぶり、東農大が7年ぶりに復帰した。読売新聞社が銀座から大手町に移転したことにより、この大会から大手町を発着する新コースに変更された。 1区は大東大の鞭馬講二が区間賞を獲得し、日体大の古川久司は13秒差の2位でタスキをつないだ。2区は日体大エースの小沢欽一が1時間13分37秒の区間新記録で区間賞を獲得。日体大がトップに躍り出る。 しかし3区は再び大東大の森下茂が区間賞で追い上げ、4区では日体大との差を22秒に縮めた。5区でついに、大東大の松田強が日体大の石倉義隆に並ぶ。しかし、石倉が箱根湯本駅前で引き離すと、そのまま独走して1時間12分7秒で山上りを制した。若干のコースがあったものの、石倉のタイムは前年までの最高記録(1時間13分08秒)を大きく上回るものだった。 日体大は5時間47分51秒で2年ぶりに往路制覇。前年、区間記録を出した日大の佐藤進が区間2位で大東大に迫り、往路5時間52分9秒と同タイムで日大が2位、大東大が3位となった。 往路4位の順大は、6区の山本哲治が区間賞を獲得。大東大、日体大と続いた。日体大は8区の田ノ上貢一が大東大、中大らを交わし、日大との差を5分14秒に広げてV4へとひた走る。 復路も5時間43分12秒で制した日体大が完全優勝で4連覇を達成。往路で同タイムだった日大と大東大は、9区を終わっても通算同タイムで並んだが、日大アンカーの酒見勝喜が1時間7分27秒で区間賞を獲得し、大東大を突き放してフィニッシュ。日大が11時間37分12秒で2位、大東大が3位となった。順大が4位に入り、国士大、中大と続いた。 参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)第48回箱根駅伝総合成績をチェック
●総合成績 1位 日体大 11時間31分03秒 2位 日大 11時間37分12秒 3位 大東大 11時間40分19秒 4位 順大 11時間43分21秒 5位 国士大 11時間44分11秒 6位 中大 11時間49分55秒 7位 専大 11時間57分59秒 8位 東洋大 12時間05分37秒 9位 駒大 12時間13分05秒 10位 亜細亜大12時間14分15秒 11位 東農大 12時間19分29秒 12位 東教大 12時間25分35秒 13位 青学大 12時間32分43秒 14位 拓大 12時間34分07秒 15位 明大 12時間58分09秒 ●区間賞 1区 鞭馬講二(大東大) 1時間06分36秒 2区 小沢欽一(日体大) 1時間13分37秒 3区 森下茂(大東大) 1時間05分44秒 4区 佐藤誠(中大) 1時間05分24秒 5区 石倉義隆(日体大) 1時間12分07秒 6区 山本啓治(順大) 1時間00分21秒 7区 大場文夫(日大) 1時間06分47秒 8区 田ノ上貢一(日体大)1時間08分18秒 9区 小沼力(日体大) 1時間17分12秒 10区 酒見勝喜(日大) 1時間07分27秒RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2026.04.15
東京世界陸上マラソン金のジェプチルチルが疲労骨折 4月26日のロンドンマラソン欠場
-
2026.04.14
-
2026.04.14
-
2026.04.14
-
2026.04.14
-
2026.04.13
2026.04.12
5000m山口智規が強さ示す「一つかたちになった」早大後輩の鈴木、増子も好走/金栗記念
2026.04.09
吉川崚がJAL入社!「夢がかなった」一般社員として就職活動し内定 ロス五輪目指し競技続行
-
2026.04.11
-
2026.04.12
-
2026.04.12
-
2026.04.13
2026.03.16
GMO・吉田圭太と100mHの安達楓恋が結婚!「これからも二人で」青学大の先輩後輩
-
2026.03.31
-
2026.03.31
Latest articles 最新の記事
2026.04.15
世界競歩チーム選手権代表が帰国 マラソン金の勝木隼人「物足りない」ハーフ吉川は「メダル見えるところに来た」
4月12日にブラジルで行われた世界競歩チーム選手権の日本代表が4月15日に帰国し、選手たちが取材に応じた。 男子マラソンで金メダルを獲得した勝木隼人(自衛隊体育学校)。終始、先頭を歩く一人旅のレースに「ロングの練習よりも […]
2026.04.15
吉田克久氏の退職の会が開催 和歌山北高時代にインターハイ総合優勝、ロンドン五輪代表・九鬼巧らを育成
和歌山北高校などで長く指導した吉田克久氏の退職の会が、和歌山市内のホテルで開催された。 吉田氏は大体大を卒業し、和歌山県の教員に。「陸上競技を通して感謝の気持ちを育てる」という信念のもと、生徒一人ひとりと真摯に向き合う指 […]
2026.04.15
東京世界陸上マラソン金のジェプチルチルが疲労骨折 4月26日のロンドンマラソン欠場
女子長距離のP.ジェプチルチル(ケニア)が疲労骨折のため4月26日に英国で開催されるロンドンマラソンを欠場することが発表された。 ジェプチルチルは東京五輪、東京世界選手権のマラソンで金メダルを獲得している32歳。ハーフマ […]
2026.04.14
お詫びと訂正(月刊陸上競技2026年5月号)
月刊陸上競技2026年5月号の内容に一部誤りがございました。 154ページの実業団情報で一部誤りがありました。 広告の下にコンテンツが続きます 正しいデータの情報を掲載するとともに、関係者の皆様にお詫びをし、訂正いたしま […]
Latest Issue
最新号
2026年5月号 (4月14日発売)
2026シーズン展望
中距離特集ほか