◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)1日目
ブダペスト世界陸上1日目のモーニングセッションが行われ、女子1500m予選1組に出場した田中希実(New Balance)が4分04秒36で6着に入り、2大会連続の準決勝進出を果たした。
ただ、田中に笑顔はなく「最初から行くか、後半から上げるか。引き出しが増えたぶん、自分の中で迷いがあった」と振り返る。
その言葉通り、序盤から積極的に先頭を引っ張ったかと思えば、中盤は一旦控え、残り1周から再びトップに立ってスパートするという「位置取りを動きまくった」レースとなった。予選通過条件ぎりぎりの6着は「本当にいっぱいいっぱい」で確保したものの、「地力はついたけど、出し方がわからない部分が続いていてそれが出てしまいました」と反省しきりだ。
今大会から中長距離種目はラウンド通過条件は着順のみとなったこともあり、レース全体に「いつも以上に緊張感がありました」。同じ組に入ったシファン・ハッサン(オランダ)、ローラ・ミューア(英国)ら実績のある選手を除いて、「私のように通れるか微妙な選手は、身体が硬くなって、思った走りができなかったのでは」とも。
それでも、田中は準決勝への切符を手にした。迷いのあったレースの中でも、金メダルを獲得した7月のアジア選手権で出したシーズンベスト(4分06秒76)を大幅に上回った。
プロ転向や海外での転戦や合宿を通じて「力がついている」ことは間違いない。「それを発揮できなかったら悔しいので、そこは避けたい」と田中。20日の準決勝に向けて、「今日の反省を生かして、気持ちと身体をもっとつなげられるようにしたい」と言葉に力を込めた。
準決勝は8月20日午後17時05分(日本時間21日午前0時05分)に行われる。
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