世界陸連(WA)は17日、ブダペスト世界選手権を前に役員改選を行い、理事選において日本陸連副会長の有森裕子氏が最多得票数で当選した。任期は4年間。
有森氏は56歳。五輪の女子マラソンで2大会連続メダル(1992年バルセロナ銀、96年アトランタ銅)を獲得し、07年の東京マラソンまで現役を続けた。
引退後は解説やコメンテーターとして活躍するほか、カンボジアの支援や国連人口基金親善大使、サッカーJリーグ理事など、陸上の枠にとどまらない幅広い活動をこなしている。
有森氏は今回の理事選にあたり、現役時代の競技経験や、NPO法人「ハート・オブ・ゴールド」の運営などを行ってきた経歴などをアピール。25年に控える東京世界選手権を日本陸連として後押しすることなどを訴えた。
理事選には定員13人に対して、28人が立候補。192人の投票資格者が13人を選ぶ方式で行われ、有森氏は最多の166票を集めた。そのほかでは08年北京五輪女子七種競技金メダリストのナタリア・ドブリンスカ氏(ウクライナ)、男子三段跳の元世界記録保持者ウィリー・バンクス氏(米国)も当選した。
有森氏は7月に行われたアジア陸連の理事選でも当選している。
また、同時に行われた会長選には、15年から会長を務めるセバスチャン・コー氏(英国)のみが立候補。信任投票で192票の支持を集め、最後の3期目を務めることが決まった。
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